AQUAVISION ACADEMY - アクアヴィジョン・アカデミー -

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体験シェアルームShared Room

体験シェアルーム

体験シェアルームは、アクアヴィジョン・アカデミーのヘミシンク・セミナーに参加したときの、体験や気づきや、その後の日常生活を通したさまざまな出来事や気づきなどを、発表したり語り合ったり、シェアするための集いの場です。投稿された記事に対して、コメントを投稿することができます。皆さん、どしどし投稿してください。
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「2010年6月」の一覧

F12の感覚

2010年6月30日
ニックネーム : Sono
6月26・27日のエクスカージョンに参加されたAさんは、お仕事がピエロということで日常的に玉乗りやお手玉等のアクロバット的な動きの練習をされているそうです。 ヘミシンクは自宅学習をされていたのですが、もっとしっかり把握したいということで今回の参加を決められたということでした。 Aさんは、二日目のF12の入門のセッションの後興味深いお話をシェアして下さいました。 F12に行った時、この感じはすでに知っている、と感じられたそうです。 それは、先輩の見事なお手玉の手さばきを見ているときのことで、先輩はこの状態を生み出し、それを使っているような気がした、ということでした。 F12は『知覚が拡大した状態』です。 知覚が拡大した状態では、ESP、つまり超感覚知覚が働きますから、動体視力がアップしたり、手の動きがより正確になる(どのように動かせばいいのかが解るなど)全体のバランスも把握できる等ということが起きてくるのだと思います。 これまでF12の状態をこのような身体の動きにフォーカスして考えたことがあまりなかったので、私も目からうろこでした。(笑) これまでいまひとつ不思議だったマジックの世界や、スポーツ面での意識の状態と現象のつながりが少し理解できた気がしました。 私も何か検証してみようかしら・・?^^b Aさん、貴重な体験をシェアしてくださってありがとうございました。
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量子的自己

2010年6月27日
ニックネーム : ワイアット
私はアセンションを目標にして、ヘミシンクを数ヶ月間自宅で学習しておりましたが、F10とF12の違いが良く判らず、この5月の連休にセミナーにはじめて参加しました。以下は、「2012年 アセンションへの道」と題する私のブログに、量子的自己のセッションの中で私が見たビジョンを、自身の体験として掲載したものです。 ヘミシンクで用いられる所定の準備プロセスを経て、先ず筆者はフォーカス10(肉体は眠り、意識は起きている状態)からフォーカス12(肉体は眠り、意識が拡張した状態)に移行する為、自分の意識が自分の肉体を超えて徐々に広がって行き、研修会場のビル(5F建て位の中規模なマンション)まで拡大する様子をイメージした。そこで筆者は、ビルの屋上に居る自分と、そのビル全体に巻きついている銀色がかった大きな白い龍を見た。その龍は、筆者を背中に乗せて空を飛び、山の中腹にある花園に連れて行ってくれた。ガイドの音声に従って、そこに咲いているきれいな草花を肌で感じ、くつろぎながら大きな呼吸をして光のエネルギーを吸い込むと、自分の体も七色に輝く光の細かい粒子になり、半透明のような状態になって行く自分を見た。そしてそこから、更に高い平地にある池に向かって、石段を登って行くと、何度も足元の石段が崩れかかり、元いた花園のある中腹まで落ちて行きそうになるのであるが、都度白い龍が筆者を助けて、池のある場所まで登って行くのを手伝ってくれる。筆者はそこで下着一枚になり、池の中に徐々に入って行き、丁度顎の深さまで行ったところで、仰向けになってその池に浮かんだ。そこで空を見上げていると、白い雲の隙間のようなところから白い光が自分の方向に射してきて、その光に向かって自分の体が頭を上にした状態で上昇して行く。ここでも白い龍が、雲の上に上昇してゆく手助けをしてくれる。雲の上に出ると、大きな岩があり、そこには頑丈そうな(金属のように見える)青みがかったグレーの扉(量子的自己の入り口)があり、これは若しかしたら坂本政道氏が云う"ナル・ポイント"(大いなる自己への入り口、詳しく知りたい方は同氏の『ピラミッド体験』をご参照)なのでは無いかと思いながら、その中に入って行った。するとそこには大きな空洞があり、深い穴から凄い勢いで、7色に輝く光の粒子が吹き上げてきている。筆者の体は輪郭こそ残っているものの、既に光の粒子になっているので、全く恐怖感もなく、その光の中に飛び込んで行くと、その光の粒子と自分が混ざりあって、渾然一体となってどんどん上昇して行く。すると7色の光の粒子の流れは上昇するにつれてだんだん細くなり、強烈な真っ白い光になったかと思うと、間もなくそこで大爆発する。一瞬何のことか判らないが、目の前に黒っぽい煙の塊のようなものがあり、暫くしてそれが晴れて行くと、そこには多くの星が燦然と煌めいている宇宙空間がある。自分はたった今ビッグバンを経験して宇宙の創造に参加したのだと思いながら、そうであればこの宇宙の中に銀河系や太陽系がある筈だと思っていると、再び白い龍が自分を乗せて、銀河系、その中にある太陽系、そして地球まで運んで行って見せてくれる。その後は、ガイドの音声に従って池の淵まで戻り、神話などに良く出てくるような白いガウンを着て石段を元来た花園まで下り、そこから再度白い龍に乗って再び研修会場まで戻って来る・・・というビジョンである。 この瞑想に顕れたビジョンから何を感じたのかに就いて、改めて説明までも無いかも知れないが、筆者の解釈は、自分の体は光で出来ており、この宇宙と一体であるのみならず、一緒に宇宙を創造しているのだということを瞑想の中で体験したものではないかと思っている(般若心経の色即是空を体感したと言っても良いかもしれない)。そして筆者を何度となく助けてくれた白い龍は、筆者のハイアーセルフがその形を変えて、瞑想の中に顕れ、この体験の手助けをしてくれたものだと解釈し、感謝している。 筆者にとってはまさに感動の体験であり、このセミナーで体験を分かち合ってくれた他の参加者の皆さまとトレーナーの方々(大野さんと藤吉さん)、そしてヘミシンクの普及に尽力されている坂本氏を始め、アクアヴィジョンの方々にはこの場を借りて深甚なる感謝の意を表明させて頂きたい。
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ニックネーム : Lee
こんにちは  Leeです みなさま、創造性開発コースの2日間おつかれさまでした。 修了書をもらってお帰りになる参加者の皆様の満足した笑顔がとても印象的でした。 「また来ます!また会いましょう!」と言って元気に帰っていかれました。 その後、いかがお過ごしですか? 夢日記はつけていますか?(笑) さて、私も皆様と同様、今回はとても素晴らしい体験ができて、笑顔いっぱいで帰宅した一人でした。 参加されなかった方々への報告もかねて、とてもお恥ずかしいのですが、私の体験をシェアさせていただきます。 私はヘミシンク暦2年!とはいえ 日々ヘミシンクを聞いて努力するも何も感じない、見えない人です。 ですからセッション後は下を向いてトレーナーさんとなるべく目が合わないように静かに壁と同化している次第です。 その私がとうとう久しぶりにブレイク?!! 自分でも驚くべき体験ができたことを、坂本さん ひでさん たつぞうさん そしてグループエネルギーを下さった参加者の皆さんに大変 感謝しています。 未だに興奮冷めやりません。 以下 簡単に体験をご報告させていただきます。  ※ ※ ※ 二日目、昼食後のすぐのセッションでした。 『内なる創造主との交流』 お昼を食べた後は、いつもにも増して睡魔が襲い、眠りが深いことは承知の上。 当然ながらお昼寝タイムだわ・・・と寝る態勢はじゅうぶんに整っていました。 ヘッドフォンをつけて数秒後に 身体がぐらぐら揺れるのを感じました。 え? まさか? はやくも離脱? とうとう私も?(・・・とちょっと興奮気味) そんなことを思って目を開けたら、カーテンがゆらゆら・・・ 実は本当の地震だったのです。ちょっとがっかり・・・ このタイミングでまさかの地震??!! しかし 私にはこの地震が呼び水となったようです。 ガイダンスにしたがってスタート!   出会った私の新ヘルパー(ガイド?)は、目玉オヤジ。 そうゲゲゲの鬼太郎のオヤジです。 F15のスペシャルプレイスで、他のガイドたちと一緒にミーティング。 目の前に広がる海をながめていると・・・ 「そうだ! 航海する船を作ろう! 海へ出よう!」 「材料がないのに・・・?」と、私がつぶやくと 目玉オヤジが、一個のプラスティックの船のプラモデルを出して、 『これを組み立てるのじゃ!』 組み立てていくと徐々に姿・形が・・・変形? 変化? とうとう見事な本物の船に・・・ 船には当日参加者の顔ぶれが・・・あの人もこの人も・・・ おまけに二人の男性は船をこいでくれました。 かぎりなく続く海原に飽きてきたところへ・・・ 隊長のマスが「それでは、宇宙へ行こう!」と提案・・・ 「これは 航海用の船 宇宙船じゃない・・・どうやって?」と、私はつぶやく。 しかし突然、船が浮かび上がり・・・空を飛ぶ船・・・宇宙船に・・・ いつのまにか、外は宇宙・・・ それはそれは美しい宇宙・・・ 「目の前に見える惑星に着陸しよう・・・」 着陸してみたがそこは何もない殺伐とした星・・・ すると誰かのガイドである"どらえもん"が登場。 お腹のポケットから白いBOXを出して 水をかけるとみるみるうちに、 巨大な白い建物が目の前にそびえたち・・・ 中へはいっていくと、中央広場に巨大なクリスタルが・・・ 噴水が・・・ここはどこ? アイゼア?? 大勢の人が、見える見える、GVの同期の仲間の顔も・・・ 広いカフェテリアでは皆がコーヒーやお茶を飲みくつろぐ姿・・・ 白い服を着ている人が・・・ セミナー参加者の女性の一人がたのしそうにピアノをひいている・・・ 心休まるピアノ曲の調べ・・・ しばらくして コアにいくエレベーターがあると聞く・・・ 希望者が全面ガラス張りのエレベーターで降りていく・・・ 真っ黒な岩石の暗闇が長い時間続き、途中どろどろのマグマが真っ赤に燃える風景・・・ やっとコア?に到着 そこは 美しい大自然が広がる楽園。 みんなの顔がとても輝いてすばらしい、すばらしい・・・ 幸せいっぱいの笑顔・・・ 楽しくなってくる・・・ そこで帰りの合図が・・・ 大変満足して目玉オヤジとC1へ帰還。  ※ ※ ※ この漫画みたいな テレビ番組のような スピルバーグの映画のような・・・創造の世界?? (スピルバーグはこんな創造はしない??苦笑) あまりにばかげていてシェアするようなものではないと思っています。 でも、私はいつもクリックアウトばかりしている人間で、そうたやすく見えない、感じないからこそ、この体験は私にとって大変重要で貴重なものだと感じました。 セミナー参加者の皆さん、いつかこの船に乗っていたことを思い出していただけたら嬉しいです。 もしかしてこれから乗るかも?? あらためて、坂本さん、ひでさん、たつぞうさん、そして参加者の皆さんに感謝の気持ちいっぱいであることをお伝えするとともに、私の体験シェアを閉じさせていただきます。 創造性開発コース、バンザイ! 今後もぜひ一人でも多くの方に参加していただきたいと思います。 最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。 Lee
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ニックネーム : たつぞう
 6月12日(土)と13日(日)の二日間で、アクアヴィジョン・アカデミーの新コース『創造性開発コース』の第一回が開催されました。ファシリテーターは、坂本さん、Hideさん、と私たつぞうです。  このコースは、今回が本邦初の開催で、昨年日本語版が発売された『Hemi-Syncによる創造性開発(クリエイティブ・ウェイ)』と『ゲートウェイ・エクスペリエンス』に収録されたセッションの中から、特に創造性開発に役立つセッションを集めて構成された二日間のコースです。 「創造性を働かせれば、私たちは、より豊かに、自由に、楽しい人生を歩むことができます。このコースでは、ヘミシンクを使って、私たちの潜在的な能力・・・直感力と創造性の開発を行います。」というのがコースの目的です。  クリエイティブ・ウェイのCDで呼ばれている「内なる創造主」とは、ヘミシンクで私たちが学んでいる、トータルセルフであるとか、ハイヤー・セルフなどと密接につながった概念です。エネルギーの源であり、創造の源です。  創造の源から送られてくる情報やメッセージという生命エネルギーも、それを受けとるチャネルが詰まっていたり、障害物があると受けとりにくくなります。しがみついている障害物や妨げになるものを解放したり、浄化したりするということも、創造性を発揮する上ではとても重要になります。  創造の源との関係、情報を受けとる通路がスムーズになったら、あとは、情報を受けとりながらガイドと一緒になって「共同創造」すればいいのです。その感覚をつかんだら、日常においても常に、ガイドと共に共同創造するようにすればいいのだということをみんなで体験しました。  二日間で10のセッションを行いました。フォーカス15コースまでを受講済みの方が対象であるので、割とヘミシンクのベテランが集まったという格好です。基礎を学び終えた方が、日常生活にいかに応用するかについて示唆を受けていたようです。  二日目の最後に、参加者皆さん一人一人から全体の感想をお聞きしました。 「楽しい二日間でした」 「とても面白い体験ができた」 「初日から家ではできない体験をしていて、うれしい半面疲れました。二日目はどうかと危ぶんでいたのですが、ところが、二日目でとても元気になりました。」 「今回の応用編を日常生活におけるヘミシンクの応用の第一歩として進んでいきたい」 「かつて経験していた胸騒ぎというのは実はヘルパーからのメッセージを直感的に受けとっていたのだと気づき、無視してはいけないのだなと知りました。危険を知らせてくれることもあるのだから無視しないように、と軌道修正をすることになりそうです。」 「クリエイティブ・ウェイのCDはよく聴いてきたが、意味がよく分からなかったが、今回のセミナーでレクチャーを受けながら聴いたら、その意味合いがよくわかりましたので、今後自宅でも楽しく聴けそうです。」 などのご感想をいただきました。  私としては、このコースを待ち望んでいました。ヘミシンクは、私たちの可能性の扉を開くツールです。創造性も私たちに眠る、根源的な能力です。ヘミシンクというツールを使って、私たちの創造性を活性化することができるとしたら、人生や仕事でも家庭でも趣味でも豊かさを生み出すことができると思います。一人でも多くの方が、豊かな人生を送るならば、この地上は素晴らしい世界になることでしょう。  たった一つのセミナーではあり、手前味噌ながらも、ヘミシンクによって世界を変えていくことのできる可能性を見出すことができました。
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びっくりしました。

2010年6月14日
ニックネーム : リクコロン
最後の参加者さんが来られたセミナーに参加していました。 最後にmitsuさんとmomoさんから真相を聞いた時はかなりの衝撃を受けました。 自分たちはずっと前(4~5年前)からへミシンク体験がしたくて今回やっと念願がかなって夫婦で参加できました。 まさか自分たちが受けている時にこんな体験があるとは・・・・・。 たぶんこの日のセミナーでこういう体験がこのメンバーでする事が前から決まっていたような気がしますがどうなんでしょうか?・・・・・。 Aさんも私たちと同じようにやっと念願がかなってへミシンク体験ができたんでしょうね。きっとF27で会えるような気がします。
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最後の参加者

2010年6月11日
ニックネーム : mitsu
「もう一人、来られる方がいらっしゃいますのでお待ちください」 私は、ほとんど揃われている参加者の皆さんに声を掛けた。 十時十分前、もうそろそろ最後の方も見える頃だ。 エクスカージョンの初日は皆さん割と早くお越しになる。 今日も例外ではなかった。 配布した資料を説明しながら最後の方の来訪を待っていると、ちょうどインターフォンの鳴る音が聞える。 慌ててコントロールルームまで駆け付けるが、そこには既にインターフォンの受話器を壁から手にした見慣れた女性がいた。 トレーナーのモモさんである。 トレーナー仲間からはモモ・ビューティーと呼ばれている。 モモさんは明るく受話器の向こうの相手に話しかけていた。 「おはようございます!ヘミシンクセミナーへようこそ♪」 「Aですが・・よろしくお願いします」 ジャケットを着た中年の男性がモニターに映っている。 すると、何故かモモさんはそのまま受話器を置いてしまったのだ。 あっ、しまった!自動ドアの解除ボタンを押していない! 私はすぐに今日のアシスタントのゆかりさんにお願いをした。 「自動ドアのところに出て、今来られた参加者の方を中に案内してください」 ゆかりさんはビルの玄関に向かって走って行った。 十時五分前、なんとか開始時間に間に合ったようだ。 Aさんのお迎えはゆかりさんに任せて、モモさんと私はミーティングルームへ入った。 「今、最後の方がお見えになりましたので、そろそろ始めます」 その時、ゆかりさんが怪訝な顔で部屋に入ってきた。 「どうしました?」と私。 「いないんです。さっき自動ドアを開けて一緒に入って来られたはずなのに、エレベーターの辺りでいなくなったんです」 「えっ?変ですね! じゃあ、Aさんエレベーターに乗ったのかな?」 「私も、そう思って・・・ 3階で止まってたようなので、上も見て来ましたが」 「建物の中で迷ってるかもしれません。もう一度探してください!」 ゆかりさんは踵を返して玄関の方へ戻って行った。 その内、Aさんも来られるだろうと思い、取りあえず自己紹介から始めた。 トレーナーの紹介も終わり、次いで参加者の方の自己紹介も終わったので、私はモモさんに最初の部分の説明をお願いした。 「Aさんの様子を見て来ますので、先に進めていてください」 玄関を入ったところのちょっとした広間に、ゆかりさん、パレットのスタッフ、そして管理人のおじさんが話をしていた。 「まだ見つかりませんか?」と声を掛ける。 「はい、3階にも他の階にもいらっしゃらないようで・・・」 「他の部屋に間違えて入ったとか?」 「いや、それはあり得ないようです。今日はワークショップを他にやっているようでが、そこの主催者の方が参加者の顔は全員ご存知のようで」 すると、管理人のおじさんが口を挟む。 「困るんだよね!このビルの中で行方不明になっちゃうと」 その言葉を無視するように私は訊ねた。 「すみません、管理人さんはAさんがビルの中に入られるのを見ましたか?」 「見たよ。このお嬢さんと一緒に中に入って行った人がいたね」 「じゃあ、ここにずっといらっしゃいましたか?」 「いや、十五分くらい上の階に行ってたから、ずっとここにいたわけじゃない」 もしかしたら、Aさんはご気分が悪くなって帰られたかもしれないと思い、私は公園の辺りを探すために外へ出た。 「やっぱりいませんね。後でご自宅に電話してみてください」 私はゆかりさんにそう言うとセミナーに合流した。 Aさんは携帯電話を持っていない。 ご自宅に電話してもまだ帰えられてるはずはないが、連絡が取れれば何かが進むような気がした。 それから、セミナーは何事もなく進行するのだが・・・ 2セッション目の最初の頃に、ヘッドフォンからレゾナントチューニングの音が聴こえて来ないと2番の女性の方が言って来られた。 確認してみると、確かに周りではレゾナントチューニングが行なわれているのに、ヘッドフォンからは効果音のみしか聴こえてこない。 音響の専門家によると、この現象は、故意に手を加えないとあり得ないことらしい。 「すぐに配線を直しますのでお待ちください」と言ってるうちに、9番の男性からも聴こえないと声が掛った。 「ホントだ、声が聴こえてこない」 二か所同時に?こんなの初めてだなあ・・・と思いながら配線替えをしようとすると、女性の方が、何故か急に聴こえて来ましたと言って来られた。 すると9番も普通に聴こえ始めたのだ。 理由は不明だが、このトラブルは一度きりで、翌日も起こることはなかった。 ランチタイムになって、 「ゆかりさん、さっきの方に・・・Aさんに連絡はつきましたか?」 「まだ、帰っておられないのでしょう。ご自宅は誰も電話に出られません。 また何度か電話を入れてみます」 「わかりました、引き続きお願いします」 自宅では、いつも寝てしまっているのに、このセミナーではほとんど眠ってしまうことは無かった・・・などという感想を聞きながら、この日のセミナーは終わる。 今日参加された方の内、2人以外は明日も全員参加されるので、セッションルームの片付けは割と早く済ますことができた。 ゴミをまとめて、消灯もしてから、モモさんと私はCD販売のまとめをしている階下の202号室、ゆかりさんのいる部屋へ向かった。 202号室では、ゆかりさんが電話で誰かと話していた。 Aさんと連絡が取れたのだろうか?。 彼女の話している感じからすると、どうもご本人ではなく奥様らしい。 その時、彼女の顔色が変わった。 彼女は受話器を持ちながら私たちに「Aさんは、亡くなったそうです」とつぶやいた。 「えっ? まさか、ここから帰る途中に事故かなにかに遭って?」 「いえ、それが・・・5/9に亡くなられたそうです」 「・・・・・・・・」 呆然と立ちすくむゆかりさんから、モモさんが電話を代わり、奥様に事情を聞く。 簡単に話すと経緯はこういうことだった。 Aさんは肝臓がんを患っており、去年の6月にもう手の施しようのないことをご自身も知っていた。 ヘミシンクセミナーへ申し込まれたのは奥様も知らなかった。(3/7申込み) 今年は熊野古道等へ旅をされており、心の修業をされていたらしい。 奥様から聞いたAさんの特徴と、モモさんがインターフォンモニターで見た印象と一致。 更には、ゆかりさんが自動ドアのところで逢った方の特徴とも一致。 Aさんは、今回2日間の連続で申し込まれていたが、5/9に亡くなったので肉体を持ってのご参加は不可能だった。 ただ、10時ちょっと前にはインターフォンも鳴らされ、姿も見せられたということは、ヘミシンクセミナーに参加したい・・・という強いお気持ちがこの現象を可能にしたのではないだろうか。 もし、この現象がなかったら、よくある当日ドタキャンということで誰にも知れず片付けられてしまったのに違いない。 この一件を、翌日のF12コースの最後に参加者全員にシェアをした。 すると、参加者の方から「そう言えば・・・」という面白い話が聞けた。 これは、その報告の後に参加者の方から「そう言えば・・・」と聞いた話である。 Aさんは8番ブースを使用の予定だった。 9番には福岡から来られた男性Bさんが入った。 (前日、音声トラブルがあったブースである) 7番には岐阜から来られたCさん夫婦のご主人の方が入った。 その隣の6番はCさんの奥様だった。 Bさんは、まさか8番が2日間空いていたことを知らなくて、昨日から、てっきり隣に誰かが入っているとのだと思っていたそうである。 というのは、ヘッドフォンを被るガチャガチャという音やゴソゴソとケットを動かす音が聞えていたから。 Bさんは、隣のブース(8番)にいたのはてっきりCさんのご主人だと思っていたそうである。 7番のCさんも、隣にいたのはBさんだとずっとと勘違いしていた。 つまり、Bさんと同じように隣に人の気配を感じていたからだということだった。 また、鼾の音がずっとセッションルームに聞えていたいたという話題になって、この男性2人がお互いに犯人だと思っていたようで、前日から自分が眠ってしまったセッションをお互いに検証し合った結果、2人が完全に起きていたセッションでも、8番方向から鼾が聞えていたことが わかったのである。 今回の出来事を振り返ってみると、 Aさんは、単にセミナーに参加できなくなったことを伝えに来られたのではなく、 セミナー自体に参加しに来られたのである。 非物質の人が非物質界を探索してどうするんだ?という突っ込みはあるだろうが、この日常を越えた感動的な体験に多くの人が驚きと感動を持ったのも事実である。 Aさんのご冥福をお祈りしたい。
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