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最後の参加者

ニックネーム : mitsu
「もう一人、来られる方がいらっしゃいますのでお待ちください」
私は、ほとんど揃われている参加者の皆さんに声を掛けた。
十時十分前、もうそろそろ最後の方も見える頃だ。
エクスカージョンの初日は皆さん割と早くお越しになる。
今日も例外ではなかった。
配布した資料を説明しながら最後の方の来訪を待っていると、ちょうどインターフォンの鳴る音が聞える。

慌ててコントロールルームまで駆け付けるが、そこには既にインターフォンの受話器を壁から手にした見慣れた女性がいた。
トレーナーのモモさんである。
トレーナー仲間からはモモ・ビューティーと呼ばれている。

モモさんは明るく受話器の向こうの相手に話しかけていた。
「おはようございます!ヘミシンクセミナーへようこそ♪」
「Aですが・・よろしくお願いします」
ジャケットを着た中年の男性がモニターに映っている。
すると、何故かモモさんはそのまま受話器を置いてしまったのだ。
あっ、しまった!自動ドアの解除ボタンを押していない!
私はすぐに今日のアシスタントのゆかりさんにお願いをした。
「自動ドアのところに出て、今来られた参加者の方を中に案内してください」
ゆかりさんはビルの玄関に向かって走って行った。
十時五分前、なんとか開始時間に間に合ったようだ。
Aさんのお迎えはゆかりさんに任せて、モモさんと私はミーティングルームへ入った。

「今、最後の方がお見えになりましたので、そろそろ始めます」
その時、ゆかりさんが怪訝な顔で部屋に入ってきた。
「どうしました?」と私。
「いないんです。さっき自動ドアを開けて一緒に入って来られたはずなのに、エレベーターの辺りでいなくなったんです」
「えっ?変ですね! じゃあ、Aさんエレベーターに乗ったのかな?」
「私も、そう思って・・・ 3階で止まってたようなので、上も見て来ましたが」
「建物の中で迷ってるかもしれません。もう一度探してください!」
ゆかりさんは踵を返して玄関の方へ戻って行った。

その内、Aさんも来られるだろうと思い、取りあえず自己紹介から始めた。
トレーナーの紹介も終わり、次いで参加者の方の自己紹介も終わったので、私はモモさんに最初の部分の説明をお願いした。
「Aさんの様子を見て来ますので、先に進めていてください」

玄関を入ったところのちょっとした広間に、ゆかりさん、パレットのスタッフ、そして管理人のおじさんが話をしていた。
「まだ見つかりませんか?」と声を掛ける。
「はい、3階にも他の階にもいらっしゃらないようで・・・」
「他の部屋に間違えて入ったとか?」
「いや、それはあり得ないようです。今日はワークショップを他にやっているようでが、そこの主催者の方が参加者の顔は全員ご存知のようで」
すると、管理人のおじさんが口を挟む。
「困るんだよね!このビルの中で行方不明になっちゃうと」
その言葉を無視するように私は訊ねた。
「すみません、管理人さんはAさんがビルの中に入られるのを見ましたか?」
「見たよ。このお嬢さんと一緒に中に入って行った人がいたね」
「じゃあ、ここにずっといらっしゃいましたか?」
「いや、十五分くらい上の階に行ってたから、ずっとここにいたわけじゃない」
もしかしたら、Aさんはご気分が悪くなって帰られたかもしれないと思い、私は公園の辺りを探すために外へ出た。

「やっぱりいませんね。後でご自宅に電話してみてください」
私はゆかりさんにそう言うとセミナーに合流した。
Aさんは携帯電話を持っていない。
ご自宅に電話してもまだ帰えられてるはずはないが、連絡が取れれば何かが進むような気がした。

それから、セミナーは何事もなく進行するのだが・・・
2セッション目の最初の頃に、ヘッドフォンからレゾナントチューニングの音が聴こえて来ないと2番の女性の方が言って来られた。
確認してみると、確かに周りではレゾナントチューニングが行なわれているのに、ヘッドフォンからは効果音のみしか聴こえてこない。
音響の専門家によると、この現象は、故意に手を加えないとあり得ないことらしい。
「すぐに配線を直しますのでお待ちください」と言ってるうちに、9番の男性からも聴こえないと声が掛った。
「ホントだ、声が聴こえてこない」
二か所同時に?こんなの初めてだなあ・・・と思いながら配線替えをしようとすると、女性の方が、何故か急に聴こえて来ましたと言って来られた。
すると9番も普通に聴こえ始めたのだ。
理由は不明だが、このトラブルは一度きりで、翌日も起こることはなかった。

ランチタイムになって、
「ゆかりさん、さっきの方に・・・Aさんに連絡はつきましたか?」
「まだ、帰っておられないのでしょう。ご自宅は誰も電話に出られません。
また何度か電話を入れてみます」
「わかりました、引き続きお願いします」

自宅では、いつも寝てしまっているのに、このセミナーではほとんど眠ってしまうことは無かった・・・などという感想を聞きながら、この日のセミナーは終わる。
今日参加された方の内、2人以外は明日も全員参加されるので、セッションルームの片付けは割と早く済ますことができた。
ゴミをまとめて、消灯もしてから、モモさんと私はCD販売のまとめをしている階下の202号室、ゆかりさんのいる部屋へ向かった。

202号室では、ゆかりさんが電話で誰かと話していた。
Aさんと連絡が取れたのだろうか?。
彼女の話している感じからすると、どうもご本人ではなく奥様らしい。
その時、彼女の顔色が変わった。
彼女は受話器を持ちながら私たちに「Aさんは、亡くなったそうです」とつぶやいた。
「えっ? まさか、ここから帰る途中に事故かなにかに遭って?」
「いえ、それが・・・5/9に亡くなられたそうです」
「・・・・・・・・」
呆然と立ちすくむゆかりさんから、モモさんが電話を代わり、奥様に事情を聞く。
簡単に話すと経緯はこういうことだった。
Aさんは肝臓がんを患っており、去年の6月にもう手の施しようのないことをご自身も知っていた。
ヘミシンクセミナーへ申し込まれたのは奥様も知らなかった。(3/7申込み)
今年は熊野古道等へ旅をされており、心の修業をされていたらしい。
奥様から聞いたAさんの特徴と、モモさんがインターフォンモニターで見た印象と一致。
更には、ゆかりさんが自動ドアのところで逢った方の特徴とも一致。

Aさんは、今回2日間の連続で申し込まれていたが、5/9に亡くなったので肉体を持ってのご参加は不可能だった。
ただ、10時ちょっと前にはインターフォンも鳴らされ、姿も見せられたということは、ヘミシンクセミナーに参加したい・・・という強いお気持ちがこの現象を可能にしたのではないだろうか。
もし、この現象がなかったら、よくある当日ドタキャンということで誰にも知れず片付けられてしまったのに違いない。

この一件を、翌日のF12コースの最後に参加者全員にシェアをした。
すると、参加者の方から「そう言えば・・・」という面白い話が聞けた。
これは、その報告の後に参加者の方から「そう言えば・・・」と聞いた話である。

Aさんは8番ブースを使用の予定だった。
9番には福岡から来られた男性Bさんが入った。
(前日、音声トラブルがあったブースである)
7番には岐阜から来られたCさん夫婦のご主人の方が入った。
その隣の6番はCさんの奥様だった。

Bさんは、まさか8番が2日間空いていたことを知らなくて、昨日から、てっきり隣に誰かが入っているとのだと思っていたそうである。
というのは、ヘッドフォンを被るガチャガチャという音やゴソゴソとケットを動かす音が聞えていたから。
Bさんは、隣のブース(8番)にいたのはてっきりCさんのご主人だと思っていたそうである。
7番のCさんも、隣にいたのはBさんだとずっとと勘違いしていた。
つまり、Bさんと同じように隣に人の気配を感じていたからだということだった。

また、鼾の音がずっとセッションルームに聞えていたいたという話題になって、この男性2人がお互いに犯人だと思っていたようで、前日から自分が眠ってしまったセッションをお互いに検証し合った結果、2人が完全に起きていたセッションでも、8番方向から鼾が聞えていたことが わかったのである。

今回の出来事を振り返ってみると、
Aさんは、単にセミナーに参加できなくなったことを伝えに来られたのではなく、 セミナー自体に参加しに来られたのである。
非物質の人が非物質界を探索してどうするんだ?という突っ込みはあるだろうが、この日常を越えた感動的な体験に多くの人が驚きと感動を持ったのも事実である。

Aさんのご冥福をお祈りしたい。

ニックネーム : mitsu
「もう一人、来られる方がいらっしゃいますのでお待ちください」 私は、ほとんど揃われている参加者の皆さんに声を掛けた。 十時十分前、もうそろそろ最後の方も見える頃だ。 エクスカージョンの初日は皆さん割と早くお越しになる。 今日も例外ではなかった。 配布した資料を説明しながら最後の方の来訪を待っていると、ちょうどインターフォンの鳴る音が聞える。 慌ててコントロールルームまで駆け付けるが、そこには既にインターフォンの受話器を壁から手にした見慣れた女性がいた。 トレーナーのモモさんである。 トレーナー仲間からはモモ・ビューティーと呼ばれている。 モモさんは明るく受話器の向こうの相手に話しかけていた。 「おはようございます!ヘミシンクセミナーへようこそ♪」 「Aですが・・よろしくお願いします」 ジャケットを着た中年の男性がモニターに映っている。 すると、何故かモモさんはそのまま受話器を置いてしまったのだ。 あっ、しまった!自動ドアの解除ボタンを押していない! 私はすぐに今日のアシスタントのゆかりさんにお願いをした。 「自動ドアのところに出て、今来られた参加者の方を中に案内してください」 ゆかりさんはビルの玄関に向かって走って行った。 十時五分前、なんとか開始時間に間に合ったようだ。 Aさんのお迎えはゆかりさんに任せて、モモさんと私はミーティングルームへ入った。 「今、最後の方がお見えになりましたので、そろそろ始めます」 その時、ゆかりさんが怪訝な顔で部屋に入ってきた。 「どうしました?」と私。 「いないんです。さっき自動ドアを開けて一緒に入って来られたはずなのに、エレベーターの辺りでいなくなったんです」 「えっ?変ですね! じゃあ、Aさんエレベーターに乗ったのかな?」 「私も、そう思って・・・ 3階で止まってたようなので、上も見て来ましたが」 「建物の中で迷ってるかもしれません。もう一度探してください!」 ゆかりさんは踵を返して玄関の方へ戻って行った。 その内、Aさんも来られるだろうと思い、取りあえず自己紹介から始めた。 トレーナーの紹介も終わり、次いで参加者の方の自己紹介も終わったので、私はモモさんに最初の部分の説明をお願いした。 「Aさんの様子を見て来ますので、先に進めていてください」 玄関を入ったところのちょっとした広間に、ゆかりさん、パレットのスタッフ、そして管理人のおじさんが話をしていた。 「まだ見つかりませんか?」と声を掛ける。 「はい、3階にも他の階にもいらっしゃらないようで・・・」 「他の部屋に間違えて入ったとか?」 「いや、それはあり得ないようです。今日はワークショップを他にやっているようでが、そこの主催者の方が参加者の顔は全員ご存知のようで」 すると、管理人のおじさんが口を挟む。 「困るんだよね!このビルの中で行方不明になっちゃうと」 その言葉を無視するように私は訊ねた。 「すみません、管理人さんはAさんがビルの中に入られるのを見ましたか?」 「見たよ。このお嬢さんと一緒に中に入って行った人がいたね」 「じゃあ、ここにずっといらっしゃいましたか?」 「いや、十五分くらい上の階に行ってたから、ずっとここにいたわけじゃない」 もしかしたら、Aさんはご気分が悪くなって帰られたかもしれないと思い、私は公園の辺りを探すために外へ出た。 「やっぱりいませんね。後でご自宅に電話してみてください」 私はゆかりさんにそう言うとセミナーに合流した。 Aさんは携帯電話を持っていない。 ご自宅に電話してもまだ帰えられてるはずはないが、連絡が取れれば何かが進むような気がした。 それから、セミナーは何事もなく進行するのだが・・・ 2セッション目の最初の頃に、ヘッドフォンからレゾナントチューニングの音が聴こえて来ないと2番の女性の方が言って来られた。 確認してみると、確かに周りではレゾナントチューニングが行なわれているのに、ヘッドフォンからは効果音のみしか聴こえてこない。 音響の専門家によると、この現象は、故意に手を加えないとあり得ないことらしい。 「すぐに配線を直しますのでお待ちください」と言ってるうちに、9番の男性からも聴こえないと声が掛った。 「ホントだ、声が聴こえてこない」 二か所同時に?こんなの初めてだなあ・・・と思いながら配線替えをしようとすると、女性の方が、何故か急に聴こえて来ましたと言って来られた。 すると9番も普通に聴こえ始めたのだ。 理由は不明だが、このトラブルは一度きりで、翌日も起こることはなかった。 ランチタイムになって、 「ゆかりさん、さっきの方に・・・Aさんに連絡はつきましたか?」 「まだ、帰っておられないのでしょう。ご自宅は誰も電話に出られません。 また何度か電話を入れてみます」 「わかりました、引き続きお願いします」 自宅では、いつも寝てしまっているのに、このセミナーではほとんど眠ってしまうことは無かった・・・などという感想を聞きながら、この日のセミナーは終わる。 今日参加された方の内、2人以外は明日も全員参加されるので、セッションルームの片付けは割と早く済ますことができた。 ゴミをまとめて、消灯もしてから、モモさんと私はCD販売のまとめをしている階下の202号室、ゆかりさんのいる部屋へ向かった。 202号室では、ゆかりさんが電話で誰かと話していた。 Aさんと連絡が取れたのだろうか?。 彼女の話している感じからすると、どうもご本人ではなく奥様らしい。 その時、彼女の顔色が変わった。 彼女は受話器を持ちながら私たちに「Aさんは、亡くなったそうです」とつぶやいた。 「えっ? まさか、ここから帰る途中に事故かなにかに遭って?」 「いえ、それが・・・5/9に亡くなられたそうです」 「・・・・・・・・」 呆然と立ちすくむゆかりさんから、モモさんが電話を代わり、奥様に事情を聞く。 簡単に話すと経緯はこういうことだった。 Aさんは肝臓がんを患っており、去年の6月にもう手の施しようのないことをご自身も知っていた。 ヘミシンクセミナーへ申し込まれたのは奥様も知らなかった。(3/7申込み) 今年は熊野古道等へ旅をされており、心の修業をされていたらしい。 奥様から聞いたAさんの特徴と、モモさんがインターフォンモニターで見た印象と一致。 更には、ゆかりさんが自動ドアのところで逢った方の特徴とも一致。 Aさんは、今回2日間の連続で申し込まれていたが、5/9に亡くなったので肉体を持ってのご参加は不可能だった。 ただ、10時ちょっと前にはインターフォンも鳴らされ、姿も見せられたということは、ヘミシンクセミナーに参加したい・・・という強いお気持ちがこの現象を可能にしたのではないだろうか。 もし、この現象がなかったら、よくある当日ドタキャンということで誰にも知れず片付けられてしまったのに違いない。 この一件を、翌日のF12コースの最後に参加者全員にシェアをした。 すると、参加者の方から「そう言えば・・・」という面白い話が聞けた。 これは、その報告の後に参加者の方から「そう言えば・・・」と聞いた話である。 Aさんは8番ブースを使用の予定だった。 9番には福岡から来られた男性Bさんが入った。 (前日、音声トラブルがあったブースである) 7番には岐阜から来られたCさん夫婦のご主人の方が入った。 その隣の6番はCさんの奥様だった。 Bさんは、まさか8番が2日間空いていたことを知らなくて、昨日から、てっきり隣に誰かが入っているとのだと思っていたそうである。 というのは、ヘッドフォンを被るガチャガチャという音やゴソゴソとケットを動かす音が聞えていたから。 Bさんは、隣のブース(8番)にいたのはてっきりCさんのご主人だと思っていたそうである。 7番のCさんも、隣にいたのはBさんだとずっとと勘違いしていた。 つまり、Bさんと同じように隣に人の気配を感じていたからだということだった。 また、鼾の音がずっとセッションルームに聞えていたいたという話題になって、この男性2人がお互いに犯人だと思っていたようで、前日から自分が眠ってしまったセッションをお互いに検証し合った結果、2人が完全に起きていたセッションでも、8番方向から鼾が聞えていたことが わかったのである。 今回の出来事を振り返ってみると、 Aさんは、単にセミナーに参加できなくなったことを伝えに来られたのではなく、 セミナー自体に参加しに来られたのである。 非物質の人が非物質界を探索してどうするんだ?という突っ込みはあるだろうが、この日常を越えた感動的な体験に多くの人が驚きと感動を持ったのも事実である。 Aさんのご冥福をお祈りしたい。
2010年6月11日 00:54 カテゴリ:

コメント(2)

セミナー初日の朝、インターフォン越しに見たAさんの印象は
ラフな服装で片手にショルダーバッグをかけておられて、
とても真面目そうな、優しそうな印象の方でした。

夕方、私はAさんの奥様とお電話でお話させて頂きました。

Aさんは昨年6月に病が分かり、以後2回の手術をなさったそうです。
3回目の手術という事が持ち上がった時に、手術をするのではなく、ナチュラルな療法に切り替えるということをご家族で選択されたそうです。

その後、熊野古道などを訪ねられたり、また、ご自身が心の学びを色々と取り組んでおられたそうです。

ご家族は奥様と4人のお子様がいらして、
最後を迎える直前のゴールデンウィーク期間中はご家族全員が揃われて、Aさんを囲んで温かい時を過ごされたそうです。

奥様は、Aさんをお見送りされた潔さと、愛情にあふれた、しっかりとした、
それでいて明るい調子のお声で、
今回の件を「よく知らせてくださいました、ありがとうございます」と感謝して下さいました。

Aさん、非物質でのご参加ありがとうございました。
私たちに多くの学びを残してくださいました。


私は、Aさんはフォーカス27に旅立たれていると確信しています。
今まで何度かセミナーアシスタントをしてきましたが、これほど衝撃をうけた体験は初めてです。

 玄関先でAさんにお会いした時の印象は、とても穏やかな顔をしておられたということです。ミツさんから、「Aさんをお迎えに行って」と言われ、階段を降りると、自動ドアの正面に立っておられるAさんの姿が見えました。すぐに自動ドアのほうまで走っていき、ドア越しに「申し訳ありません」と謝ると、「気にしないでいいよ」というふうに穏やかな笑顔を浮かべて、うなずかれました。
 「どうぞこちらへ…」とセミナー会場のほうを指し示し、数歩進んで振り返ったときには、すでにAさんはエレベーターに乗られるところでした。そして、それが私がAさんの姿を見た最後となりました。
 のちに、奥様からお話を聞いたモモさんに、「Aさんは死を受け入れて、穏やかに亡くなられたのでしょうか?」と聞くと、「そうだったみたいよ」とおっしゃっていましたが、なるほど、死をしっかりと受け入れられたAさんだったからこそ、あんな穏やかな表情をされていたんだなぁ、と納得しました。

 今までの私は、セミナーでの自分の体験に、どこか疑いを捨て切れずにいました。そして、そんな自分は、非物質の世界をリアルに感じ取るのは難しいだろうなぁ…と、少しあきらめモードにもなっていました。そんな私にとって、今回の体験は人生観までも変えてしまう、貴重な体験となりました。
 
 帰りの電車の中では、このような機会を与えてくれたAさんとガイドに、感謝の気持ちでいっぱいになり、どうにも涙が止まらなくなってしまいました。心の中で何度もお礼を伝えていたら、「人間に上も下もない」「物事に良いも悪いもない」「すべては必要だから起こっている」などの思考がどんどん湧きあがってきました。思考というより、思い浮かんだと同時に、納得しているという不思議な感覚。きっと、メッセージをいただけたんでしょうね。これからは、「私は肉体を超えた存在です」で始まるアファメーションを、確信を持って唱えることができそうです。

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